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音を立てたら即死!『クワイエット・プレイス』怪物は何者?

こんにちは、ななじぃです。

今回ご紹介するのは、2018年に公開されたホラー映画『クワイエット・プレイス』をお届けします。

「音を立てたら、即死」この強烈なキャッチコピーで日本でも話題になった本作品。

はっきり言って、めちゃくちゃ面白いです!

監督は本作で2本目となるジョン・クラシンスキー

彼自身も本編に出演しており、家族を守るために奮闘する家長の役。

主演は『プラダを着た悪魔』・『メリーポピンズ』でお馴染みのエミリー・ブラント

2人はこの映画で、初の夫婦共演を果たしました。

評判も上々で映画批評家が絶賛しており、映画批評集積サイト「Ratten Tomatoes」では、批評家支持率がなんと95%。

そんな『クワイエット・プレイス』はどんな作品なのでしょうか!

それでは、いってみましょう。

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『クワイエット・プレイス』あらすじ

地球外からやってきた生命体(クリーチャー)に支配された地球。

その生命体は、視覚器官が存在しない代わりに聴覚が異常なほど発達しており、鋭い運動能力・鋭い爪や牙を持っている。

音に反応して襲ってくるため、かすかな音でも命取りになってしまう。

そんな状況の中、アボット一家は手話を駆使し生き延びていた。

しかし街から離れる際、不注意に音を立ててしまった末っ子のボーが、怪物の餌食になってしまう。

ボーを失ったことで一家は深い傷を負ってしまった。

それから1年が過ぎ、一家は広い農場でひっそりと暮らしていた…音を立てずに。

ある日、リーは食料調達に必要な技術である釣りをマーカスに教えるべく、エブリンとリーガンを残し2人で川へ向かう。

その帰り道、農場付近に差し掛かった2人は農場の照明が異常を知らせる赤色に変わっているのを目撃する。

リーとマーカスは、2人を救うべく農場に向かうが…。

『クワイエット・プレイス』登場人物

役名イヴリン・アボット
俳優エミリー・ブラント
リー・アボットの妻であり4人の子供の母親
気丈な性格で、家族全員に愛情を注ぐ。
役名リー・アボット
俳優ジョン・クラシンスキー
アボット家の家長。
困難な状況の中、必死で家族を守っている。
役名リーガン
俳優ミリセント・シモンズ
アボット家の長女。
生まれつき耳が不自由で家族とは手話で会話している。
ボーが自分のせいで死んだと責任を感じており、家族の中で孤立している。
役名マーカス
俳優ノア・ジュープ
アボット家の長男。
父に連れ回されることに不満に思っている。
臆病な一面を見せるが、いざという時は的確に動ける。
役名ボー・アボット
俳優ケイド・ウッドワード
アボット家の末っ子。
世界に異変が起きている危険な状況を理解できていなかった。
そしてある日、ボーは不覚にも物音を立ててしまった…。

『クワイエット・プレイス』感想とみどころ

この映画は、冒頭から誰一人言葉を発しません。

家族全員が手話で、お互いにやり取りしています。

今まで色んな映画を見てきましたが、敵対している相手の特徴で音に敏感なモンスターなどというのは、ありふれた設定だと思っていました。

確かに、この手の特徴はモンスターにはありがちで特に珍しくもないです。

しかし、この映画の凄い所は音に敏感なモンスターの設定だけにBGMや効果音などの音に関することは必要最低限に抑えているところだと思います。

観ている観客にも、この「音を立てら、即死」という緊張感を味わってもらおうとしたのではないでしょうか。

ただ見せるのではなく、体感する感覚

これは新しい映像の見せ方だと思います。

そして、本作で見てほしいのは「家族を守れないのでは」という恐怖と絶望感。

これは冒頭で、末っ子のボー・アボットが怪物の餌食になってしまう映像で印象付けられてます。

それに何をするにも、ちょっとした不注意で自然と出てしまう音。

この家族愛と、立ててはいけない音のバランスが絶妙に交差するところが最大の見どころだと思います。

『クワイエット・プレイス』怪物の正体は?

ここからは、作品中には大々的に触れらていない怪物の正体について考えてみましょう。

そもそも、なぜあのような生物が存在し地球上が支配されてしまったのか。

そのすべての答えが、作品の1シーンに映し出される新聞の切り抜きとホワイトボードにそのヒントが書かれています。

場所英語日本語
前半監視モニター前(切り抜き)THEY CAN HEAR YOU奴らは音に反応する
NEW YORK CITY ON LOCK DOWNNY市封鎖
Meteorite Hits Mexicoメキシコに隕石
ホワイトボードに書かれた文字CREATUREクリーチャー
-Blind-盲目
-Attack sound-音に反応
-Armor-身を守る硬い皮膜
How many in Area??周りには何匹?
-Conformed 3-3匹確認
SURVIVE生き延びる
-Medical Supplies-医療用品
-Sound Proofing-防音
What is the WEAKNESS弱点は?
机の上(切り抜き)GET UNDERGROUND地下に潜れ

これらを分析すると、怪物はどうやら落下した隕石が原因ということが分かります。

ということは地球外生命体なのでしょうか。

それなら、隕石ではなく未確認飛行物体と報道されるでしょう。

隕石の表面に張り付いて、一緒に落下してきたとも考えられますが、いくら硬い皮膚に覆われていたとしても衝突の衝撃に耐えられるとは思えませんが…その可能性はありますね。

もしくは、隕石に付着したウイルス的な何かが人間に感染して変貌した…。

今の段階では詳しい事は分かりませんが…PART2、PART3で明かされていくと思います。

『クワイエット・プレイス』個人的評価

以上の事を踏まえて考えると、この『クワイエット・プレイス』は非常に新しい分野の映画だと分析できます。

映像に関してはいくらでもクオリティの高い作品はあるし、また特殊な見せ方を打ち出している作品もあります。

音に関しても、まるでその場にいるかのような臨場感のある音や、本物かと疑うような恐竜の呻き声。

もう個人的には、出尽くしているのではないかなぁと思う。

しかし、この作品は特に映像が素晴らしい訳でもなく、凄い音響が売りでもありません。

音が無くても、映像が平凡でも、ここまで観る側を引き付けることが出来ると証明した素晴らしい作品です!

個人的な評価は10段階中9.5。

余談

この映画でリーガン役を演じているミリセント・シモンズは、役柄と同じ聴覚障害を抱えています。

監督を務めたジョン・クラシンスキーが実際に障害を抱えた俳優の起用を試み、ミリセント・シモンズを強力にプッシュしたとか。

声を出せずとも、手話と全身のジェスチャーでキャラクターの気持ちを伝える演技は必見です!

撮影中、現場ではキャストやスタッフにミリセントが手話を教えることもあったとか。

また、リーガンと父親が対立するシーンではミリセントが「私がパパと喧嘩するときはこんな感じ」と実際に手話でのやりとりを細部まで説明して、作品に深みを与えているとスタッフが大絶賛。

まとめ

今回は映画『クワイエット・プレイス』をお送りしてきましたが、いかかだったでしょうか。

音を立てられないといったなんとも緊張感のある映画でしたね。

みなさんも、新感覚の恐怖体験を『クワイエット・プレイス』で是非、味わってみて下さい。

最後まで読んで下さり有難う御座いました。

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